2018.8.20

5月26日に脳出血で倒れて 一か月日赤入院
6月26日 T病院に転院
7月1日  T病院新病院に転院

こないだT病院の院長と病室で面談。

婆さんの手にはピンクのタオルがまかれていて
指が動かせないようにされていた。

鼻のチューブを抜こうとするんんですよ。

と、院長。

日赤の時もミトンををつけられたことがあったがそれは同意書書いたぞ。
と思ったが、
何も言わなかった。

 

どうしますか?今後。

 

みたいな感じで言われたので


それは胃ろう?ということですか?


と聞くと

いや・・・。

とはっきり言わない。

この院長はなんか苦手な感じ。

 

家に連れて帰ります。

と言った。

 

鼻の管もはずしますか? というので 

外してください。と言って 今は点滴だけになりました。

まだちょっと暑いんで
もうすこし涼しくなるまでおらしてください。

と言ったら

いや、今、方針が決定しましたので
このまま退院に向けて進めます。
と、言われた。

まあ、それでもいいんやけど。
なんかその言い方が・・・。

と思っていたら
急にすずしくなりました。

 

 

いよいよ。って感じです。

 




週に5日くらいお見舞い(生存確認) に行くのですが ほとんどの時は眠っています。

ときどき苦悶の表情を浮かべたりしますが ほぼ眠っています。

10日ほど前に行ったときは たまたま目を開いておりました。

手を回したりすると 時々は視線を追います。 手を握るとすごい力で握り返します。

昔から力の入った人でした。

なんでも人一倍力が入ってしまうので その名残が残っていました。


先週一回だけ 意識があったときがあって

その時に

 

もうすぐ家に帰るでな。

 

って言ったらうなずいていました。

 

何を言っているのかわかりませんでしたが

何かしゃべっていました。

ありがとうな。 というのはわかりました。

 

 

想像するに 彼女の意識は

乳白色の濁った水の中を 浮かんだり沈んだりしているのではないかな。

たまに意識がもどり、私はどこにおるんやろ。みたいに思っていると
また沈んでゆく感じ。

点滴スタンドに 乳白色の高カロリー栄養が つるされていて
鼻から胃までチューブを通して 高カロリーの栄養を送っています。

ほっぺと鼻の穴に絆創膏を張られて かゆくないんかな。と思いました。

鼻からああいうの嫌やろうなあ。

でもこれがあるから 命をつなげているのです。 もう口から物を食べることができないのです。

野生動物は 口から物を食べられなくなって時点で もう命が終わる。のですが

人間は幸か不幸か 経鼻管栄養や胃ろうで 延命処置が可能になりました。

でももう、それ以上の回復も望めません。

もうあと2-3週間で90歳になるという歳です。



その後、ケアマネさんや病院の相談員さんと

電話で退院までの手続き進め方を話し合ったり、お願いしたりしました。


すぐに退院という訳にはいかないのです。

まず彼女の介護区分を認定してもらわなければなりません。

倒れるまでは要介護1でした。

今はおそらく要介護最高ランクの5または4でしょう。
それによって
ヘルパーさんを雇える時間が増えたり
介護用品を安くでレンタルできたりするのです。


あと、在宅医療の先生のところで
医療の面からサポートしていただけるように
しなければなりません。

これはケアマネージャーが
同行してくれるので
安心です。

23日に介護の区分変更が決定するので

24日にケアマネさんなどと介護の計画を立てて 在宅医との面談など。あり

27日月曜日に退院します。

それから私はロミオの家に泊まり込んで 看取りが始まります。

看取り日記